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スズメチャンネル♪

スズメ・鳩・カラス等に関連した内容のブログのつもりで立ち上げましたが、あまりにも不人気なので、これからは内容はフリーにするつもりです。

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チャンネル6.

(目つきの悪い雀ちゃん♪)

 私は雀たちをアップで撮って初めてわかったのだが、黒板に来る雀たちの中には指名手配写真の『凶悪犯』のようないかつい顔をして「この野郎、変な真似しやがったら許さねえぞ!」と言わんばかりにまるで「喧嘩腰」で餌を啄ばみに来るものもいる。でも彼らは所詮はコーナンホームセンターの『小鳥のエサ』を喜んで食べるかわゆい「小鳥ちゃん」に過ぎないのである。但し『小鳥のエサ』の対象となる小鳥にスズメは書かれていない。あちゃ。w
 鳩は小鳥でもないくせに穀物類は大好きだから『小鳥のエサ』も群がって食べる。
 ボードに乗ってカステラ・ケーキ系だけ摘まんですぐ去って行く雀もいれば、居残って穀物を啄ばみ続ける雀もいる。そう言えば、この黒板にはせいぜい12~3羽くらいしか止まれないだろうと私は踏んでいたのだが、昨日は20羽以上が立錐の余地なく鈴成りに止まって私を驚かせた。まるで通勤ラッシュの中央線車内のようだった。ぁそ。あれは(見とれていないで!)是非写真かムービーに撮っておくべきだったと今になって悔んでいる。

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(コクゾウムシ)

 コクゾウムシで検索したら写真付で次の記事が出て来た。⇒

 米ってほっとくとコクゾウムシっていう虫が沸くけど
あれは稲穂の段階で虫が米の内部に卵産みつけてるんだよ。
ちょっといい米は収穫後に卵殺すために紫外線とか当てたりするけど、
安い米はもちろんそういう処理なんてしないから生きた卵そのままの状態で売られてる。
だからほっとくと虫が沸く。
卵産み付けるのを完全に予防することなんて出来ないし、卵は殺せても、卵の死骸を取り除くことなんて不可能。
だから米買うと100パーセント生きた卵か、卵の死骸が入ってる。100パーセント。
もちろん卵食っても人体に影響はないけど、殆どの日本人が虫の卵を毎日食ってる事になる。

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 「雀繋がり」で知り合った人の話が①のKさんだけで終わってしまっている。あちゃ。
 以下本来は②はご近所に住み自宅では1羽の文鳥を飼っていらっしゃるという「雀のおばさん」、③は「人間は裏切るが雀は裏切らない」と言う、ヤクザ社会の裏話に詳しい「パチプロ?のおじさん」と続くのだが、最近このお二人は播く時間帯を変えたのか、まったくお会いする機会がないので今は省略する。

 それで人混みは嫌いでカラスもムクドリも鳩も好きだが一番好きなのは雀だという④Oさんの話に移る。↓ 今日のムービーで、左手一本で手移しでシフォンケーキを与え、右手ではデジカメを操作しているのがO氏である。(「雀のおばさん」も食パンを細かく刻んでしばしば手移しで1粒ずつ与える。だから彼女の自転車のハンドルには順番待ちで何羽も雀が並ぶ。w)

 彼は人の手を借りず、給餌も撮影も全て自分でやるのが信条ということである。彼は餌播きを始めてまだ1年ちょっとということで他の三人と比べたら一番短い。撮った写真が20年で23万枚とかいう話だった。あっちゃ。
 餌播きを始めたきっかけは「ポートアイランドのスズメたち」とかいうビデオをYou Tubeで見たことだそうだ。彼はインターネットを駆使してあちこちから野鳥関連の情報を得ている。私が1kg100円で屑米を売っている公園近くの米屋さんを紹介したら、彼は半額の1kg50円の屑米を見つけて来て、早速10kgも買って来たのであった。10kgでも500円だから『業務スーパー』の食パン1斤68円より遥かに安いが、それを自転車で持って帰るとしたら相当しんどい。汗。


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チャンネル5.

①Kさんの続き♪

 Kさんに教えられて知ったのだが、この区域にはどこかから紛れ込んで来てそのまま居ついてしまったレース鳩が一羽いる。w両足に填められた足環でわかるのである。以前はその手の足環を付けた鳩が3羽いたらしいが、他の2羽は自分の鳥小屋に帰ったのだろうということで、今はその1羽しかいない。いつかその「足環」の写真を撮ってやろうと思っているのだが、私は目が悪いのでなかなか発見出来ないでいる。
 ちなみに一旦ドバトとなって地面を徘徊した鳩は最早レース鳩としては適性を欠いてしまうのだそうである。

 雀たちが乗っている荷台の板は事務用のクリップボード(書類鋏み)で、ダイソーで105円で売っている。私は最初はサドルにパン玉2つ乃至は3つを乗っけていただけで、荷台は雀たちの待機場所に過ぎなかった。彼らはまずハンドル部分に止まり、次に荷台に移って安全確認しながら餌を捕るタイミングを見計らっていた。ただ、荷台からは背の低い彼らにはサドルの状態が見えないため、彼らは一生懸命背伸びをして現状を把握しようとしていた。w
 その姿は私にはとても可愛らしかった。

 それで、サドルにパン玉を2つまたは3つ乗っけていたのでは到底需要に間に合わないし、いちいち彼ら来客の相手をしていたのでは路面にパンを播く時間がなくなってしまうため、私は荷台を広い餌場とすることを思いつき、何かいい板はないものかと考えていたところ、某スーパーの事務用品売り場でクリップボードを発見し、「これだ!」と思ったのだ。でも「これならダイソーにある!」と考えて板は京都に行った際タワービル2Fのダイソーで購入した。雨に打たれ、雀たちの糞尿で汚れて、既にボードはかなり年季が入っている。

 タワービルと言えば、3Fの本屋さんでは『野草雑記・野鳥雑記』(岩波文庫)柳田 國男著を偶然見掛け、スズメに関する記述があったので即購入した。多分柳田には『野鳥雑記』という連載物はあったが文庫版のようなエッセイ集はなく、これは柳田の野鳥関連の随筆を岩波が編纂したものである。戦前、昭和初期に発表された随筆の数々である。

cf.ウィキペディアによれば⇒柳田 國男(やなぎた くにお、1875年(明治8年)7月31日 - 1962年(昭和37年)8月8日)は日本の民俗学者。現在の兵庫県神崎郡福崎町生まれで、晩年に名誉町民第1号となった。正三位勲一等。日本列島各地や当時の日本領の外地を調査旅行し、初期は山の生活に着目し、著書『遠野物語』で「願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ」と述べた。日本における民俗学の開拓者であった。

・・・ということである。

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 (雀の糞尿)

 これもKさんに教わったことだが、鳥たちの排泄は肛門?(←正確には総排泄腔)一ヶ所のみで、フンも尿も同じところから排泄する。それで鳩の白いフンはあれは実は尿=おしっこなのだそうである。そして私は驚いたのだが、スズメたちも白いフン即ちおしっこをするのである。それも彼らは消化器官が短いので、食べるそばから排泄をするのである。それで、「出物腫物ところかまわず」でもって、普通のウンチとか白いおしっことかの両方を私の餌場=黒板の上にして行く不心得ものも中にはいるのだ。w

 今日の動画もそうだが、他のブログにはボードの上に雀たちしかいないことを不思議に思った人がいたが、鳩も当然乗ろうとしてやって来るのだ。が私がそれを逐一追い返してしまうのである。私は鳩の愛好家などではない。彼らが傲慢にも勘違いして、地面に撒かれた餌は全部自分たちのために撒かれたものだと勝手に解釈しているのである。もし荷台上のボードに1羽でも鳩が止まったりしたら、スズメたちは驚いて全員逃げ去ってしまう。

 それで今日の動画写真を見て戴くとわかるが、黒い板は一ヶ所黒い紐で縛り付けられている。
 初め、この板を使用したときは荷台に載せただけだった。雀たちが十羽以上乗っても板は全然動かなかったし、鳩は乗ろうとしても私が追い払うからそれで何の問題もなかった・・・筈だった。

 ところがあるとき、スズメたちばかりを優遇する私の方針に僻んだ?鳩たちは悪知恵を働かせ始めたのである。私が背後の雀たちにもパン玉等を与えようと振り返っている数瞬の隙を狙って、鳩の「悪知恵コンビ」が強引にスズメたちを蹴散らかし、板に乗ってボードをひっくり返す仕儀に出た。(←最初は偶然だったと思うが2回目からは故意である!)ボードがひっくり返ればコメ・雑穀類やらパン屑やらカステラやらはみんな地面に落ちて鳩たちの好餌になってしまう。ハトハト軍団の反撃・逆襲である。

 最初パンだけで給餌をしていた頃、私は足元に馴れ馴れしく近寄って来る鳩たちをみんな足で追い払っていた。でもムクドリやカラスなど、もっとたちの悪い連中が来るようになって、私は鳩の接近を「まあいいか」と許すようになってしまった。そのため、それまで私の足元に気ままに来ていた雀たちが来られなくなってしまったのである。

 ともあれこの荷台のボードをひっくり返してしまうという「真珠湾的奇襲攻撃」は3日連続で続いた。
 そこで対策として私は、鳩に飛び乗られても板とその上の餌が無事であるように、板を紐で固定することにしたのである。が、今度は「ボードが紐で縛られている」という異様な光景に、スズメたちが警戒して1羽も寄り付かなくなってしまった。
 雀の板乗りは、まずリーダー的存在?の1羽が乗らないと誰も乗らない。路面への餌撒きにしても、斥候役の1羽が食べないと誰も食べない。これに関連して、雀たちの間では頬から胸の模様や頭の形等によって相互の「個体識別」がほぼ完璧に出来ているように私は思う。それで、「仲間」以外の雀の割り込みなどには「追い返し」行動に出たりするのではないか。

 というわけで、3日かかってようやく紐付き板にも乗ってくれるようになったのが今日の動画である。w
 (1分の動画を撮ってその様子はYou Tubeに投稿した。)
 彼らは一瞬の油断や隙が即自らの生死に繋がって来るから非常に警戒心が強い。餌撒きに慣れていない雀に米を投げても、自分に対する攻撃と錯覚して逃げ去ってしまうから、私は初見は穀物よりパン玉の方がベターではないかと思う。



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チャンネル4.

(雀繋がり)

 最近変わったことと言えば、「雀繋がり」で何人か知り合いが出来たことだろうか。雀や鳩に餌遣りをする人は大阪城公園には多い。その中でも気軽に口をきける人とは初心者たる私でも避けることはない。

①最初口をきいたのはKさんで、私は「鳩のおじさん」と勝手に呼んでいる。この人は6~7年前から釣り糸などが絡まって歩行困難等難儀をしている鳩を一旦捕えて、釣り糸を解いて放してやるのを近年の「ライフワーク」にしていらっしゃるとのことで、その前段として幾つものポイントで鳩や雀に餌を与えて呼び寄せている。鳩も雀もお好きなようだが、これまでそうして救出した鳩は78羽に及んでいるそうで、公園を管理する人からは「百羽を目指して頑張って下さい!」と激励されているという、いわば「ハトハトレスキュー隊」の方なのである。無論どこの組織にも属さず、無報酬で餌代も自分持ちという方である。この方には雀にはパンよりもコメの方が良いと指摘され、私もコメを餌に取り入れることにした。
 大阪城公園内では釣りは禁止されているが、管理者たちが休みの土日には多くの釣りマニアたちがブラックバスやら鯉やらを釣り上げているそうだ。切れた糸はその辺に捨てて行くので鳩が受難するという理屈である。

 鳩にはコーナンホームセンター等で売っている「鳩のエサ」である。その主体のコーンが鳩の大好物だと言うので、鳩の愛好家でもない私が何を間違ったか1kg入りの「鳩のエサ」を2回も買ってしまった。(Kさんは7.7kg入りを買うそうである。重たい!)但しこれを与えると鳩たちは元気になり過ぎるので、2袋目はまだ未開封である。
 私の魂胆としては鳩たちはコーンで辺地へ誘導しておいて、その隙に雀たちにコメを蒔こうというものであったが、コーンで元気になった鳩たちは雀たちを押し退けてコメにも飛び込んで来るのであった。鳩が大挙してバタバタバタッ!と襲来すると雀たちは逃げてしまう。1kg入りの「鳩のエサ」を私はヤケクソで2日間で蒔き切ってしまった。汗。彼らは非常に食べるのが早いので、500gなどあっという間である。

 雀にはパンがいいかコメがいいか、人によって意見が違う。パンを投げ与えても、素早い者しかゲット出来ないので公平に行きわたるコメの方がいいというのがこの方のご意見である。確かに「パン喰い競争には勝てない」と最初から諦めて樹上から観察しているだけの雀たちも、コメを蒔くと一斉に地上に舞い降りて来る。(←但しそれも鳩の大群に蹴散らかされなかったらの話である。)
 だが、「人間が食べられるお米を雀に与えるなどもっての外だ」という意見もある。「世の中には日々の糧に苦しむ人たちが大勢いるのに!」というわけである。事実農村地帯で雀にコメなど与えたら顰蹙ものだろう。
 これとは別の問題で、成鳥はいいとして、まだ幼い雀たちはコメの全粒米1粒を一気に飲み込むことは出来ず、ガリガリ齧ってようやく半分ほど呑み込み得るのである。これは私も目撃した。それでコメだけではなく「小鳥のエサ」(←これもホームセンターかペットショップで売っている。)も適度に混ぜ込んだ方が雀には有難いのだという意見もあって、私はこれも取り入れた。w「小鳥のエサ」には皮付きのものと剥き身のものがあり、値段は同じだった。私はまだ2回しか買っていないが、皮の有無では両方試した。どちらがいいのかよくわからない。皮付きを最近は連続して採用しているので次回は剥き身にしてみようかと思う。コーナンでは現在どちらも800g198円から売っている。

 コメも最初は「もち米」次に「秋田小町30%入り」を「安いから」という理由だけで買っていたが、もっと安いコメがあることを知ってそっちに切り替えた。それは「古米」とか「くず米」とか言われているもので、人間が食べて食べられないことはない筈だが、普通それらは米屋さんでコンピューター選別~除去されてしまうから流通で人の口に回されることはない。牛・豚の飼料等に使われるそうだ。普通のお米は1kg300円台なら安いと思うが、牛の飼料や養豚業者に回される「くず米」は1kg100円である。私が3kg300円で分けて貰ったコメは全部割れているが、「割れている」というだけが言わば「欠陥」で、お米自体はきれいな米粒で、「小さなサイコロのようだ」と別の人は言った。彼はネットで検索して他の店で1kg50円のものを見つけたという。それらは見た目はきれいではないが全粒米も多く、中には玄米や麦が混じっているそうである。米屋さんとしては有料で持って行ってくれるだけでも有難いのだと思う。あっそ。

後記:私は天満橋近くのそのお米屋さんに行って3kgほど分けてもらった。3kg150円である。安過ぎる!が中には割れた米も全粒の玄米も麦も虫も入っている。麦がなぜ混じるかというと、「カントリー」というところに脱穀(精米)を頼むと、そこは6月(←小津安みたいだが『麦秋』と言って麦の収穫シーズンである。)の直後だと麦と同じタンクを使用するので、どうしても混じってしまうということである。虫は玄米に付き、卵を産み付ける。この陽気で卵から続々虫が生誕するということだった。

 人間用には出荷出来ない米をコンピューターで全部弾いてしまい、その処分を業者さんに依頼する形になるから、値段は事実上業者の言いなりになるらしい。私が森ノ宮の米屋さんでは倍額の1kg100円で「くず米」を買ったと言うと「それはあり得ない(つまりそこがボッテいる!?)」と直ちにその米屋さん『しままち米穀店』は否定した。それで、「真っ白でサイコロみたいなきれいなお米ですよ」と説明したら「それならあり得る。それはくず米でも上質なもので『お粥』(病人食)に使える」と解説してくれた。割れた米を普通の全粒米に混ぜて炊くと『団子状態』になってしまうらしい。あと玄米を精米した後の『糠(ヌカ)』からは『米糠油』を抽出するとのことで、この油はおいしいのだと言っていた。

 人間には上等なサイコロ米よりは、私は玄米も麦も虫や虫の卵もいろいろ混じっているキロ50円米の方がより自然に近い栄養食のような気がする(従って雀や鳩には好餌だ♪)のだが、果たしてどんなものだろうか??

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チャンネル3.

(食パン)

「食パンを一日に3斤も4斤も播くなんて手間も費用も大変じゃないか!?」と思われる方もおられるかも知れないが、食パン1斤は百円ショップで105円、大阪名物「玉出スーパー」のチェーンなら98円、神戸方面から進出して来た「業務スーパー」というチェーンなら、なんと「68円」なのである。これを知らない人は「日付を確認せなあかんで!」などと警戒感を露わにするが、68円があそこでは毎日の定価なのである。玉出スーパーなら大阪にはどこにでもあるが、業務スーパーはあちこちパラパラにしかない。私が知っているのは、京橋、赤川、松屋町、今川と南津守だけである。私はここで自分用にカフェオーレ紙パック1L88円かオレンジジュース1L97円のいずれかをしばしば買う。お茶を買いたいのだが、なぜか店内にはない。ドラ焼ばら売り一個39円を幾つか買うこともある。皮の部分は雀ちゃんたちに投げ、餡子のところは自分で食べる。甘過ぎる。あちゃ。実はこれはカステラの代用なのである。カステラは1袋198円(業務)とか298円(玉出)とかで売っているが、これが値段の割においしくないのである。(はあ?お前がか!?)玉出では百円菓子の「野菜カステラ」とか2個入りの百円おにぎりとかも買う。しかしおにぎりの欠片=ごはん粒は雀たちの人気は今一つで、彼らが躊躇っているうちに鳩たちが懸命につついてみんな食べてしまう。汗。You Tubeみたいなわけにはいかない。あちゃ。

(交尾)

 私の餌場が、ときとして雀たちばかりが群れ集って寛げる場となることがある。ある者はまるで犬のように右足1本で立って、左足で背中を掻いたりする。鳩の真似をして(?)羽根を拡げて地面にへたり込んだりする者もいる。ほんの1,2秒のことだが、交尾の姿勢をとったりする。

(口移し)

 川べりでも公園内でも親鳥から子供鳥への「口移し」行動はしばしば見られた。まだ巣立ちしたばかりの幼い雀が母親(父親?)に連れられて私のポイントまでやって来て、両方の羽根をブルブル、バタバタ震わせて、親に餌を取ってくれるよう必死にせがむのである。巣立ちしたとはいえ、自分で地面から直接餌をついばむ能力はまだ備わっていないのである。それで巣の中にいたときの「おねだり」行動を餌場に来ても繰り返すわけである。大抵の場合親鳥は子供の求めに応じて、何度も何度も口移しの餌やりを繰り返すが、子供がバタバタ・ブルブルおねだりしても、誰も彼に餌を与えないケースもある。「いい加減で独り立ちしなさい!」ということだろうか。でも子供の雀が競争に打ち勝って餌を我が物とするのは並大抵のことではない。子雀のすぐ目の前にパンを投げてやっても他の雀や鳩に簡単に奪われてしまうのである。

(手渡し)

 公園のポイントでは、私は自分の腰掛ける椅子の眼前に自転車を置いて、サドルを応急の餌台としてその上に餌を二つ並べることにした。これを覚えた雀は多い時は次々にサドルにやって来ては餌を持って行くようになった。私の給餌が間に合わないときは順番待ちである。ハンドルにまず留まり、次に後部の荷台に位置を変え、次にようやくサドルに乗って餌をゲットする。(もちろんそんな面倒な手順は踏まず、飛来してすぐ餌を持って去る雀もいる。)荷台で待っている雀に、私は手の平の中央に餌を乗せて餌を勧めるようになった。驚いて逃げてしまう雀もいるが、私の掌に瞬間飛び乗ってパン玉をついばむ雀もいた。体は預けずに、嘴だけで餌をついばむ雀もいた。この「手乗り雀」は最近はない。私が餌撒きに忙しいため、荷台には事務用「クリップボード」を載せ、そこを新たな広い餌台として設定したからである。
 「手渡し」と言っても、雀は目が悪いのか、餌ではなく私の中指第一関節の指紋のあたりに咬み付く雀もいた。彼らは一般に動体視力は鳩より優れているが、一旦静止した餌を見つけ出す能力(気力?)は鳩に及ばないようである。

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チャンネル2.

(撒き餌の敵)

①最初私の敵は鳩だった。呼んでもいないのにいつの間にか集団で私の正面に陣取って、偉そうに雀のエサを横取りするからである。だから私は、私の足元に来る鳩などは懸命に追い払っていた。『城北公園』では体中に鳩を纏わり付かせながら餌遣りをしている人物もいた。よほど鳩がお好きなのだろう。他方あそこの休憩所には『頭上に注意!鳩の糞』などという看板も立っている。日本橋のデンデンタウン商店街には『鳩に餌を与えないで下さい!』という注意書きもあって、あの白いペンキのような鳩の糞を見るにつけ、私も鳩への餌遣りはマナー違反の如き「いけないこと」のような観念を刷り込まれている人間の一人なのである。大阪城公園では鳩への餌遣りは別段禁止されていないが、私自身は好んで鳩に餌を与える者ではない。ただ雀への給餌を妨害されないように「鳩ちゃん、頼むからあっちへ行って頂戴!」と投げ餌することはある。

 野鳥のことなどこの歳になるまで丸で知らなかった私は中央図書館に行って、少しだが鳥類の図鑑などを見て初歩的なことを勉強した。そこで初めて私は知ったのだが、いわゆる『ドバト』というのは、ユーラシア大陸に広く住む『カワラバト(Columba livia)』を家禽化した鳥が野生化したものだというのである。何のために「家禽化」(鳥だから「家畜化」とは言わないw)したのかと言えば、一つは食用のため、もう一つは伝書鳩として利用するためである。
 フランス料理にハトの料理があることは私も聞いていたが、そのこととドバトとは私の頭の中では結びついていなかった。あっちゃ。
 日本に於いては鎌倉時代に既に(というかようやくというか)飼われていたという記録があり、野生化もその時代に始まったものとされる。いずれにせよ、人間によって改良された種(?)がここまで大繁殖を遂げたのだから、鳩の繁殖力には凄まじいものがある。余程人間社会への適応能力に秀でていたのだろう。
(人里離れた場所を棲息の地として選ぶ猛禽類と違い、カラスもまた人間社会に見事に適応している。一方雀は人間に寄生・寄食し、人家と人間に「付かず離れず」の立場・態度をとってこれまで繁栄を遂げて来たが、それが現在ではいささか事情が異なって来たらしい。雀の生息数が激減している地区があるというのだ。)

英名:Feral Pigeon.
大きさ33cm.

②次の敵はムクドリである。

 雀と同じスズメ目に属するが体長は雀(14cm)より一回り大きい24cmで、こいつがすばしこく、ずる賢いから私は好きになれない。私が投げる雀用のパン屑(←私は白い部分を適度に引きちぎって弾丸状に丸めて投げている)などは雀たちを押しのけ強引に奪ってしまい一呑みである。鳩の方がむしろ雀みたいにいちいちつついて丹念に食べている。鳩たちは雀らの食べ残した殆ど『パン粉』のようなものまで几帳面に突いて回るのである。

③現在の敵はカラスである。都市部に住む野鳥の大将格である。カアと一声鳴いただけで、鳩もムクドリも、もちろん雀たちも一斉に路面からバタバタバタッと逃げ去ってしまうことがままある。私に触発されて(でもなかろうが)俄かに野生の鳥類への餌遣りを開始した人たちは、鳩も烏もムクドリも全然追い払わないから、カラスまでもがこの『ゲーム(?)』に参加するようになってしまったのである。雀や鳩が狂喜乱舞して群がる様を見せつけられれば、カラスだって食べてみたいと思うだろう。私にとっては迷惑千万な事態だが、「野鳥を種によっては差別しない」という汎用的な博愛主義(?)という点では私などより遥かに人格的に優れているのかも知れない。 

 私が寝屋川畔主体に餌撒きをしていた頃、一羽のカラスが襲来して、鳩や雀を蹴散らし1粒のパン玉の前に立った。彼(彼女)は暫くしげしげとそのパン玉を眺めていたが、やがて食べずにその場を去った。「なんでこんなものに奴らは熱狂するのだろう?」と不思議に思われたのだろう。幾日かして再びカラスが現れ、今度はパンを食べて行った。カラスが来るとその周辺の鳩や雀は一斉に逃げ去るから、私が追い払わない限り辺りの餌はみんな彼のものになってしまう。

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チャンネル1.

*近頃なんたらかんたら、いちいち人間様のお相手をすることに疲れて来た。というか、還暦を数年過ぎたこの歳になってようやく、新しい趣味?生甲斐?道楽?時間潰し?・・・のようなものを見つけたのである。

 と言っても、この遊びはまだ始めてから一ヶ月足らずである。きっかけは偶然だった。大阪城公園近くの寝屋川べりで小休止した際たまたま近くにいた一羽の雀にパン屑を丸めて投げ与えたのである。彼(彼女?)は何の躊躇いもなくすぐに飛びついて来た。それをどこかで見ていた他の雀たちも数羽近寄って来たので彼らにも与えた。今思えば彼らはこういった人間たちのする「餌付け」には馴れっこになった雀たちなのであった。
 そして以後私はこれが病み付きになったわけである。

 そう、私の始めた遊びというのは、この『餌付け』なのである。フィールド・ワークというほどかっこいいものでは到底ない。私の投げ与えるエサはパン屑主体であるが、文字通りこれを「エサ」に多数の雀たちを誘き寄せ、一方的に彼らに奉仕して、その代償に私は暇さえあれば「彼らに遊んで貰っている」のである。

 最初私は川べりに二ヶ所のポイントを作って連日のようにそこへ行った。来訪する雀は両方合わせても延べ20~30羽ほどで、決して多くはない。多くはないが、今では彼らと顔馴染みになって(!)私が現場に着くと必ず数羽が寄って来て「お出迎え」をしてくれるのである。
 エサはパンをいろいろ試したが、今は食パンに落着いている。おにぎりの米粒とか、カステラも試した。これらは好評・不評が個体によって別れた。嫌な雀は見向きもしない。それとおにぎりの米粒の欠片とカステラ系は投げ難いのが困る。

 やって来るのは雀だけではない。まず鳩が来る。カラスも来る。雀は鳩に一目おいている。怖がるのか遠慮するのか、大阪城公園の噴水前で鳩に餌やりをしている人を私たちはしばしば見掛けるが、ただ普通に撒いているだけでは鳩の集団が蝟集して黙々と食べ続け、雀などは数羽が鳩の集団の外周りをうろつくだけである。
 私の餌付けはあくまで雀対象である。鳩などは招かれざる客だが来るのだからしょうがない。両者の生活圏はかなり重複しているようで、ねぐらまで一緒ということはないだろうが(←いや身の安全を考えたらあるかも知れない。雀の営巣はアトランダムで、猛禽類の巣の下側に自分の巣を作ったりもするらしい!)雀のいるところには(ブッシュの中を除けば)鳩もいるし、鳩のいるところには(橋や歩道橋のような大型の鉄筋構造物を除けば)大抵雀もいる。

 カラスは威嚇に来るのか、単なる(縄張りの?)見回りか、一羽または数羽で時折やって来る。鳩は一斉に飛び立って逃げるときもあるし、無視して居残ることもある。鳩が逃げれば雀も逃げる。鳩は人間は恐れないがカラスは恐れるようである。雀は烏も鳩も無論人間も自転車も犬も恐れる。犬は雀を食べたりしないだろうが、公園に住む野良猫は鳩や雀を襲って食べたりしないのだろうか。汗。或る人は野良猫が鳩を捕食するところを目撃したと言っていた。

 撒き始めてから1週間後くらいだったろうか、私は川べりの2箇所だけでは飽き足らず大阪城公園内に別のポイントを探しに出掛けた。そこで幸か不幸か、今ではメインとなってしまった来客多数の或る場所を発見したのである。
 それまでは1日に百円ショップの5個入り(?)の「ミニロールパン」を撒き切れない状態で、毎日余りを自宅に持ち帰っていた。そんな或る日連日の余り分全てを持って出掛け、そのスーパーポイントで驚くばかりの多数の雀たちと出会い、瞬く間に連日の残り分を撒き終わった。
「これではパンが全然足りない!」と思った私は次の日から主要な餌を食パンに切り替えた。と言っても、一日で食パン1斤を撒き終わることなど到底無かった。それがどういうことか来客多数の日が続き、1斤が2斤になり、やがて3斤から4斤になってしまった。午前の部と午後の部を合わせると(カステラ・どら焼きを加えて!)4斤を超えることもあった。もし私の体力が続けば、の話だが、一日に5斤は行けそうだった。
 見知らぬお婆さんからは嘘かホントか「あんまり餌をやると家まで付いて来るよ」と注意されるわ、それにあまり根を詰めてやるのも狂気じみて来て良くないし、第一体が保たないので今(7月7日現在)は成るべくセーブして撒いている。

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